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マイセンの洋食器 (ドイツ)

マイセンは18世紀初頭錬金術師ヨハン・フリードリッヒ・ベトガーの手により、欧州初の硬質白磁器窯として誕生以来、約300年の歴史と伝統を誇る洋食器メーカーです。
そのマイセンの幕開けは1700年代初頭にドレスデンの地に、マイセンの原点となる磁器工場が設立され、硬質磁器洋食器の製造とともに始まります。初期のマイセンの洋食器作品には中国や日本といった東洋磁器を作品作りの参考にしていました。現在のマイセンを代表するパターン「ブルーオニオン」や「インドの花」「黄色い獅子」などにはその影響が色濃く見られます。
その後日本の柿右衛門や中国様式から、バロックやロココ様式へと、徐々に西洋的な格調高い意匠を取り入れていきます。マイセン洋食器のオリジナリティーは、さらに広がり進化発展を遂げ、世界の洋食器メーカーのトップレベルへと登りつめていきます。
現代マイセンにおいてもその芸術性はいささかも劣ることなく、アーティストグループによるデザイン開発に取り組むことで、更なる品質の追求、デザイン性の優れた洋食器の可能性を模索していきます。そんな新しい感性と伝統の融合から生まれたのが、ヴェルナー教授の絵付けによる「アラビアンナイト」や「サマーナイト」といった、豪華な色絵付けと優美なフォルムを持つ洋食器の名品が生み出されていきました。
製品のクォリティーの高さは今でも変わることなく、熟練の職人によりすべて手描きで仕上げられ、比類なき芸術作品を世に送り出しています。

洋食器コレクションで、まず最初に手が伸びるのがカップ&ソーサーという方が多いと思います。マイセンのブルーオニオン、インドの花、ドイツの花などのカップ&ソーサーの代表的なフォルムにはいくつか特徴があります。カップの口縁がストレートではなく、波状の曲線が連なるシェイプになっています。ハンドルは二股に分かれた美しいフォルムを形成し、ボウル部分はわずかに腰にくびれを持たせた優美なスタイル。カップ全体が実に調和の取れた仕上がりとなっています。深いソーサーも特徴的で、カップとソーサーの容量がほぼ同じなのも面白いところです。

 



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