コスタボダの前身コスタ社は1742年創業しました。1963年にボダ社(1864年創業)と合併してコスタボダ社となります。コスタ社からの歴史は260年以上で、18世紀にボヘミアから移ってきたガラス職人達に端を発する、北欧で最も伝統のある最大のガラス工房です。
1743年にスウェーデン国王フレデリック1世がワイングラスを注文して以来、王室との関係も深く、近年では1976年カールグスタフ16世の婚礼の際、国民からの贈り物としてコスタボダの製品が選ばれています。
デザイン性の高いコスタボダの洋食器から、代表的なものをいくつかピックアップしてみましょう。ボトムに大きな気泡をひとつ閉じ込めたユニークなデザインの「ピピ」は都会的でクールな印象。また女性デザイナー、ウルリカ・ハイドマン・ヴァリーン(Ulrica
Hydman-Vallien)の魚をモチーフにした「カポカ」や可愛らしいチューリップの「チューリッパ」はナチュラルなガラス感とともにポップな絵柄の楽しさが味わえるシリーズです。
シェル・エングマン(Kjell Engman)による7種類の草花模様をデザインした「ウラ」は夏至祭りの夜にこれらの花束を枕の下において眠ると結婚相手に出会えるというスウェーデンの言い伝えを題材にした作品。「ハート」や「カポカ」と同じく、手びねりで仕上げられたような、やさしくナチュラルなガラス洋食器です。
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